庭の散水栓って、使うたびにしゃがんでフタを開けて…正直めんどうですよね。わが家もずっと不便に感じていたので、思い切って立水栓にDIYで交換しました。選んだのはオンリーワンクラブのジラーレW。排水パンは既製品を使わず、レンガで自作しました。
Before
After
この記事では、散水栓から立水栓への交換手順を写真付きで紹介します。
散水栓の不満ポイント

もともと庭にあったのは、地面に埋め込まれたボックスタイプの散水栓。ホースを繋いでガーデンシンクを使っていましたが、不満はこんな感じでした。
- 毎回しゃがんでフタを開け閉めするのが面倒
- ボックス内に土や虫が入る
- ホースをつなぎっぱなしにできない
- 冬場は手がかじかんで操作しづらい
立水栓にすれば立ったまま水が使えるし、見た目もおしゃれになる。DIYでやれば工事費も節約できます。
使用した材料・道具
材料
| 材料 | サイズ・型番 | 数量 | 価格(税込) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ジラーレW | — | 1本 | 約22,000円 | オークションで安く購入 |
| 給水栓用エルボ | 20×13 | 1個 | 約690円 | 給水管接続用 |
| エスロン接着剤 | NO.73S | 1個 | 約360円 | 塩ビ管用 |
| シールテープ | 12mm×2M | 1個 | 約52円 | 蛇口接続用 |
| 立バンド | 25A(A10323) | 2個 | 約214円 | 根巻きプレートの代用(@107円×2) |
| レンガ | 普通レンガ | 10個 | 約1,240円 | @124円×10個 |
| ドライモルタル | 4kg + 2kg | 2袋 | 約796円 | 根巻き・レンガ積み用(途中で追加購入) |
| 砂利・砕石 | 中〜大粒 | 適量 | — | 浸透層用 |
▼ 今回使用した立水栓「ジラーレW」はこちら
▼ エスロン接着剤はこちら
道具
- スコップ・シャベル
- 水平器
- ノコギリ(塩ビ管切断用)
- レンガタガネ・ハンマー
- コテ(モルタル用)
- バケツ・練り舟
- メジャー
- ダンボール・OPPテープ(根巻き枠用)
作業の流れ
STEP1:元栓を閉めて散水栓を撤去
まずは家の給水の元栓を閉めます。

元栓を閉めたら、既存の散水栓ボックスを撤去。ボックスを取り外し、周囲を掘り下げて給水管を露出させます。

掘削すると、このように給水管と蛇口がつながっているのが見えます。

STEP2:給水管の切断と仮組み
既存の給水管をノコギリで切断します。立水栓を接続する位置に合わせてカット。切断したら、給水パイプとエルボと水栓を仮組みしてみます。いい感じです。

STEP3:立水栓とエルボの接続
立水栓の下部のネジにシールテープを巻きます。下から見て時計回りに巻くと、締めた時にほどけません。そのまま立水栓とエルボをネジで接続します。

STEP4:給水管の接着
給水管にエスロン接着剤を塗り、エルボを差し込みます。しばらく押さえていれば、しっかり固定されて抜けなくなります。

接着剤が固まったら、ここで一度元栓を開けて通水テスト。立水栓の蛇口を回すと、きちんと水が出てきました。接続に問題がないことを確認できたら、次の作業に進みます。

ポイント:接着剤を塗ったらすぐに差し込み、10〜20秒ほどしっかり押さえておきましょう。一度固まると抜けないので、向きを間違えないように注意。根巻きの前に通水テストをしておくと、万が一漏れがあってもやり直しがきくので安心です。
STEP5:立水栓の固定と根巻き
通水テストで問題がないことを確認できたら、根巻き作業に入ります。ある程度埋め戻したら、根巻きの準備です。根巻きとは、立水栓の根元をモルタルで固めて安定させる作業のこと。本来は根巻きプレートという専用部品を使いますが、高いので立バンドで代用しました。
モルタルを流し込む枠は、ダンボールとOPPテープで自作。表面にOPPテープを貼ることで、モルタルがダンボールにくっつかず、固まった後にきれいに剥がせます。

埋め戻してダンボール枠を配置したら、モルタルを流し込む前に水平器でしっかり垂直を確認します。ここがズレると完成後にずっと気になるので、慎重に。

根巻きプレート代わりの立バンドを取り付けて、モルタルをゆるめに溶いて枠の中に流し込みます。流し込み終わったら表面を整えて、ある程度固まるまで待ちます。

ある程度固まったら、ダンボールを取り外します。しっかりと水栓が固定されています。

コスト削減ポイント:ジラーレ専用の根巻きプレートは3,000〜4,000円ほどしますが、必ず必要というわけでもなさそうです。立バンドを取り付ければ根巻きプレートの役割はある程度果たせると判断し、約200円で済ませました。見た目にこだわる方や確実に固定したい方は、専用品を使うのもアリです。
▼ ジラーレ専用の根巻きプレートはこちら(今回は使わず立バンドで代用)
STEP6:レンガで排水パンを作る
ここが今回のDIYのもう一つのメインイベント。既製品の排水パンは味気ないので、レンガで自作します。
今回は近くに既設の排水パイプがなかったため、排水配管は行わず浸透式にしました。穴を掘って砂利を敷き、水を地面に浸透させる方式です。
まず土で埋め戻して、排水する箇所の穴を広げます。

浸透層を作る
穴に石を入れていきます。水がここに溜まり、地面にゆっくり浸透していく仕組みです。

レンガで縁を囲う
周りにレンガで囲い、モルタルでレンガを固定していきます。

ポイント:レンガの目地幅は約1cmが目安。モルタルは少し硬めに練ると垂れにくく作業しやすいです。浸透式なので施工がシンプルで、排水配管の工事が不要です。
STEP7:最終確認
すべての作業が終わったら、蛇口から水を出して最終確認。
- 蛇口からきちんと水が出るか
- 排水パンに水を流して、スムーズに浸透するか
- 立水栓がぐらつかないか
問題なければ完成です!

かかった費用
| 項目 | 費用(税込) |
|---|---|
| ジラーレW | 約22,000円 |
| 給水栓用エルボ 20×13 | 約690円 |
| エスロン接着剤 NO.73S | 約360円 |
| シールテープ | 約52円 |
| 立バンド 25A ×2 | 約214円 |
| レンガ(10個) | 約1,240円 |
| ドライモルタル | 約796円 |
| 合計 | 約25,352円 |
業者に頼むと工事費込みで8〜15万円が相場なので、大幅に節約できました。ジラーレをオークションで安く手に入れたのと、根巻きプレートの代わりに立バンドを使うなど工夫したことで、約25,000円で収まっています。
やってみた感想・注意点
よかった点
- 立ったまま水が使えるのは本当に快適
- レンガの排水パンは見た目の満足度が高い
- ジラーレのデザインが庭に映える
- 根巻きプレートを立バンドで代用してコスト削減できた
- ダンボール+OPPテープの枠は意外とうまくいく
注意点
- 給水管の接続は確実に。水漏れすると地中で被害が広がる
- シールテープは下から見て時計回りに巻く(逆だとほどける)
- 接着剤を塗ったらすぐに差し込む。モタモタすると固まり始める
- 根巻きのモルタルがある程度固まってから次の作業に進む
- 浸透式は水はけの良い土地向き。粘土質の土地だと水が溜まりやすいので注意
- 凍結が心配な地域は、水抜き栓の設置も検討を
まとめ
散水栓から立水栓への交換は、DIYの中でも達成感の大きいプロジェクトです。ジラーレはデザイン性が高く、レンガの排水パンと組み合わせると庭のアクセントになります。
給水管の切断や接着は一見難しそうですが、ノコギリで切ってエスロン接着剤で貼るだけなので、実際にやってみると意外と簡単です。根巻きもダンボール枠で十分対応できました。半日あれば完成できるので、散水栓に不満がある方はぜひ試してみてください。
▼ 今回使った主な材料まとめ
